電炉鉄筋メーカーの中山鋼業(本社・大阪市、社長・座古俊昌氏)は通期黒字の確保に向け、下期の営業方針として販価改善、さらに契約残の履行徹底に取り組んでいく。採算割れの契約が続く中で、関西メーカー各社が値上げを打ち出すことによって市況に底打ち感が出た。中山鋼業としてはコスト上昇を背景に、10月から鉄筋販価を5千円引き上げた。 同社の月産量は2万...