リターンと加工、老廃の3品種に分けた鉄スクラップの推移を見ると、1970年代はリターンのウエイトが約60%だったが、現状は老廃が最大のウエイトを占める。この老廃スクラップをいかに使いこなすかが世界的な課題だ。 DRI(直接還元鉄)に関しては世界で1億4400万トンも生産されるが、輸出は1100万トンと低位。世界流通が限定的なのは価格の高さが...