7月に入っても、薄板市場には停滞感が続く。自動車や機械といった輸出型製造業は、米国の関税強化の影響を受け、さらなる減速が懸念される。コイルセンターやシャーリング業者は、需要に応じて仕入れを抑制しているものの、実需は想定を下回っており、市中在庫には依然として余剰感が漂っている。扱い筋によれば「ボンデ(電気亜鉛めっき鋼板)の板厚2・6ミリ以上で...