今年に入り何度「様子見」、「こう着」という文言を記事に盛り込んだか思い出せないほど。その状況は足元でも中部地区の特殊鋼市場で続いている。　基幹産業である自動車関連の引き合いが底堅いのが救いだが、先行き不透明感で国内外の投資意欲が上向かず需要全体が底ばいに近い水準。散発的な安値商いが見られながらも、荷足が鈍い中で値引きが出荷数量増につながらな...