冷間ダイス鋼の荷動きはかなり悪い。6月は前月に比べやや上向いたが依然低水準。製鋼メーカーの値上げで仕入れ費は上がっているものの、まだ仲間相場は値上がりしていない。薄商いで在庫の回転率が悪く、市場全体で在庫簿価が下がり切っていないことが響いている。 需要回復は期待薄。自動車の新モデル開発は少なく、米国関税政策も逆風になる。価格転嫁が難しい環境...