薄板類の荷動きは低位安定が続いており、市況は大底圏内に入った感はあるものの、依然として軟調ムードが漂う。需要が好転する明るい材料は見当たらない。足元では春先に成約した材料が流通し始めている。母材コイルの入荷はまとめて入るため、在庫に品薄感は感じられない。店売りの末端実需が精彩を欠いているため、多めに買うといった雰囲気に乏しい。需要家側からの...