自動車、半導体、建機、工作・産業機械関連部品に使用される磨棒鋼は、昨年中に各メーカーで値上げが進み、流通段階でも2万5千円以上の価格転嫁が浸透した。需要の停滞が続く中、相場は現行値を維持している。 需要回復時期は見通しにくい状況が続く。半導体関連を主力とするメーカー幹部からは、「昨年から回復の兆しがささやかれながら、足踏み状態が続いた。実際...