原料炭のスポット価格は今週に入って反発した。対日四半期価格の指標となるスポット価格(一級強粘結炭、FOB)は今週、1トン当たり182ドルまで上昇。4月初めの水準に比べ約7%値を上げた。 原料炭の需要は、鉄鉱石と同様に盛り上がりを欠いているが、オーストラリアで今月、複数の坑内掘り炭鉱で事故が発生したことで、トレーダーなどが短期的な供給不安を見...