阪和興業が兼松の100%子会社で鉄鋼商社の兼松トレーディング(KGT)の全株式を4月1日付で取得する。独自の「そこか(即納・小口・加工)戦略」を掲げる阪和興業は、厚板溶断業など四つの関係会社を持つKGTをグループ化することで、店売り市場を中心にサプライチェーン(供給網)の強化を図る狙いがある。4月以降も社名や現経営陣は継続する予定だ。一方で...