製鋼副原料マンガン系合金鉄の国際価格が10カ月ぶりに上昇に転じた。鉄鋼向けの需要は依然盛り上がりを欠くが、原料のマンガン鉱石価格が再び上昇し始めたことで、原料コストの上昇を合金鉄価格に転嫁する動きが広がりだしている。 高炭素フェロマンガンの国際市況は足元で1トン1220ドル前後。1カ月前に比べ約6%上昇した。シリコマンガンも同程度の値上がり...