2025年がスタートした。日本鉄鋼業にとって今年は、どのような年になるのだろうか。 2000年代に入り、今年で四半世紀がたとうとしている。この間、鉄鋼業を取り巻く環境は大きく変化した。バブル崩壊後の鉄鋼不況を経て、国内では企業再編や生産設備の集約が一気に進んだ。2000年当時、7社あった高炉一貫メーカーは現在3社。一貫製鉄所休止も戦後初めて...