タイヤ補強用スチールコードの需要回復が鮮明になっている。日本自動車タイヤ協会がまとめた10月の消費量は前年同月比8・5%減の1万8381トンと4カ月連続で減少幅が縮小し、緊急事態宣言が発令前の3月(1万8587トン)に迫る水準まで回復。新車や冬用タイヤの生産が増加するのを受け、メーカー各社も高稼働で供給に対応している。