年末に中国の熱延先物取引価格が大きく反落し、年明けのアジア鋼材相場、とりわけ国内の薄中板市況の動向が注視されたが、昨日までの段階ではひとまず底入れの様相を呈したようで安堵した。 供給事情を背景とした目下の薄中板市況形成なだけに、どこか底堅さに欠け、常に不安感がつきまとう。そのけん引役を担う柱のひとつである自動車生産だが、部品ネックによる減産...