――2023年度を振り返って。 「昨年度の中国地区の普通鋼材受注量は前年度比2・3%減の358万トンだった。この数字は大底だった20年度(354万トン)に次ぐ低水準で、新型コロナ禍前の需要に戻っていない状況だ。19年度まで400万トン超の地区受注量があったことを考慮すれば、この需要減が恒常的に剥落したものか、一過性のものかしっかりと見極める必...