銅価格の大幅乱高下が電線メーカーの損失リスクとなる中、取引制度の改革に向けた機運が高まっている。国内銅電線市場の約半分を占める建設用電線は、販売価格が主要資材である銅の価格に連動する。だが件名先物契約と呼ばれる長期納入取引や在庫販売で、銅価乱高下は深刻なリスク要因に。ある大手企業の首脳は「契約形態を変えなければ事業を続けられない」と明かす。現...