昨年末にかけて主原料である鉄スクラップ価格が急騰し、普通鋼電炉メーカー各社は極めて厳しい事業環境の中で新年を迎えている。さらに、近く中国による鉄スクラップの輸入再開が見込まれ、原料高に拍車がかかることも懸念される。まずは、再生産できる適正な販売価格への〝ステージ変更〟が各社に共通する緊急の課題。その上で、人口減に伴う内需縮小や将来を見据えた...