財務省の貿易統計や日本鉄鋼連盟の発表をもとに4月の品種別鉄鋼輸出入状況をまとめたところ、普通鋼の熱延コイルでは3カ月ぶりにタイ向けが韓国向けの数量を上回った。タイ内需は金利高による自動車販売の減速や新政権の経済対策が遅れて振るわないが、通商リスクが高まる韓国向けの成約を減らす動きが反映され、結果的にタイ向けが最多となった。(カッコ内は前年同月比)