住友金属鉱山は、2024年の世界のニッケル需給バランスが15万1千トンの供給過剰になるとの予測をまとめた。23年は12万トンの供給過剰だった見込み。ステンレス向けや電池向けの需要が伸びる見込みだが、インドネシアでの含ニッケル銑鉄(NPI)の増産が継続する見通しで、NPIなどのクラス2ニッケルの余剰感がクラス1ニッケルの需給に波及すると予測した。