2023年度の溶融亜鉛めっき鋼板(GI)の輸入が過去最高の71万トン超となる見込みだ。品質や納期などが厳しくない汎用品のGIは近年輸入が急増しており、前年比増は3年連続。国内の高炉メーカーや表面処理鋼板メーカー各社が収益性の悪いGIの生産を縮小する一方で、鋼板市場では輸入GIを調達する商流が定着している。