鋼材を国内向けに運搬する内航船の輸送量回復に時間がかかっている。コロナで鈍化した反動増でいったんは持ち直したものの、足元にかけて2年は需要低迷など複数の外部要因で不振が続く。市場を喚起する新たな材料が乏しい中、2024年も大きく落ち込んだ前年同月並みの滑り出しとなっており、コロナ以前の水準に戻るまでの道のりは遠い。