OECD(経済協力開発機構)鉄鋼委員会は、世界鉄鋼業の過剰能力が2023年時点で5億5200万トン(暫定値)になったとの調査結果を、先週開いた同委員会で報告した。22年の5億6千万トンに対し、わずかに減少したが、依然として5億トンを超えるギャップがあり、過剰能力の解消が進んでいない実態が浮き彫りになった。 23年時点の生産能力は24億4千万...