国内の鉄鋼需要が伸び悩んでから、すでに2年以上が経つ。今年度の国内粗鋼生産量は2年連続で9千万トンを割り込む見込みだ。需要減、生産活動の低下という状況が長引く一方で、真逆の動きを示しているのが原材料価格。鉄鋼メーカーは、来年度もコスト増の転嫁が課題となりそうだ▼高炉メーカーの主原料、鉄鉱石と原料炭の価格は高止まりが続いている。特に目立つのが...