財務省の貿易統計や日本鉄鋼連盟の発表をもとに昨年12月の品種別鉄鋼輸出入状況をまとめたところ、熱延コイル輸出ではタイ向けが韓国向けを上回り、12カ月ぶりに最大の向け先へ浮上した。タイで中国から輸入される合金鋼への反迂回措置が適用され需給調整が進展した一方、これまで最大向け先だった韓国では輸入鋼材への警戒感が強まり日本側も成約に慎重だったことが...