――2023年の伸銅品流通を取り巻く事業環境を振り返って。 「大変厳しい一年間だった。メーカーの伸銅品生産量は板条や管、棒など幅広い品種で10~20%の落ち込みを示した。需要変動が大きく部品や材料調達で苦労した近年、サプライチェーンの各段階で在庫保有を厚くする流れがある中、不安定な世界情勢や中国経済の停滞など需要の停滞が重なった。積み増した在...