昨年末にダイハツ工業が車両認証試験の不正により全車種の生産と出荷を停止。年明けには元日に能登半島地震が発生するなど、今後の鉄鋼需要やサプライチェーンに大きな影響を及ぼしそうな事態が相次いだ。常態に戻るにはしばらく時間がかかるとみられる。 一方で高炉や電炉メーカーは、母材高や製造コスト増を背景に値上げの方向に動いている。主要分野の需要が総じて...