日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所の労働組合は、2024年春闘で賃上げ要求額(ベースアップ相当)を3万円とする方向で最終調整に入った。物価上昇に伴い実質賃金が目減りしていることに加え、ここ数年で他産業との格差が広がっていることなどを踏まえ、大幅な賃上げが必要と判断した。鉄鋼業の国際競争力を支える「人材力」を維持していく上でも「人への投資」は...