首都圏の薄中板流通に底値を探る動きが鮮明になってきた。国内材、輸入材ともに仕入れ値の先安観が解消しつつあるほか、市中の在庫調整も進展しており、流通各社の手持ち玉も漸減傾向にある。サイズによっては、品薄感も出始めてきた。需給が改善に向かい、荷動きも復調傾向にある中で、地区流通大手は「現行値をボトムに安値折り合いを回避する」との姿勢を強めている。