東邦チタニウムと高炉メーカーが進めていた2023年度上期の国内価格交渉が前年から引き上げる方向で決着した。上げ幅は前年度の平均値と比べ30%程度。ウクライナ危機を背景にスポンジチタン需給が引き締まる中、値上げが一段と進んだ格好だ。 10日にオンラインで開いた決算説明会で東チタの山尾康二社長が明らかにした。国内価格交渉は昨年度に続き、年度の前...