日本鉄鋼連盟の推計によると、中国で新鋭設備に置換される製鋼プロジェクトが2023年から25年にかけて約2億5千万トン稼働する見通しだ。20~22年の1億2千万トンから倍増し、足元では電炉の比率が高まっている。 中国政府は原則として増産投資を認めておらず、既存の能力をベースに設備新設や移転が行われている。大気汚染防止重点地区の河北省や天津市、...