プロテリアル子会社の三徳(本社・兵庫県神戸市、社長・角田達彦氏)は、貯蔵用途に適するチタン・鉄系の水素貯蔵合金を開発し、量産技術を確立した。一般の水素貯蔵合金はニッケル、コバルトなどを使うが、開発合金は鉄が40~50%を占め原料コストが安い。合金重量当たりの水素貯蔵量が既存鋼種より2~3割大きいのも特徴だ。燃えにくいため安全面の優位性もある...