中国鋼材市況は、弱基調のまま9月29日から中秋節と国慶節を合わせた大型連休に入った。不動産不況で建材需要が振るわず、熱延コイルや厚板といった熱間圧延製品が軟調に推移する一方、自動車生産の好調を反映し冷延鋼板は底堅い。品種間に温度差がみられる中、10月からは大気汚染対策で中国北部の鉄鋼生産が抑制される見込みで、需給調整につながるのか連休明けの...