8月の海外鉄鋼月間市況は中国、欧米とも軟化した。採算が悪化した鉄鋼メーカーによる値上げの動きがみられたものの、中国の不動産バブル崩壊や欧米のインフレなど世界全体で需要が弱く、市場に浸透しなかった。 8月末時点の中国のホットコイル市況はトン当たり約4千元(増値税込み、約560ドル)となり、前月末から約100元下落した。 中国・宝山鋼鉄は9月の...