国内の特殊鋼鋼材生産は4~6月期を底に回復が期待されるが、中国経済の回復の遅れなどにより、回復ペースは鈍いものとなりそうだ。主力の自動車関連分野で半導体不足やサプライチェーン混乱による減産影響が収束に向かい、緩やかな回復基調が顕在化しているが、自動車に次ぐ大口分野である建設機械、産業機械関連で外需減速により調整局面が継続している。建設関連で...