「低空飛行」を続けてきたアジア圏の熱延コイル市況に底値感が出てきた。内需が振るわない中国からの輸出価格が下落し、5月にはほぼ半年ぶりにトン当たり600ドルを割り込んだが、足元では500ドル台後半のレンジ内に収まりつつある。ただ今後は季節的に不需要期を迎えるため、本格的な上伸基調に向かうかは未知数だ。