中部地区自動車向け鋼材の加工賃改定の動きが、ここにきて一段と広がりを見せている。徐々に改善が進む特殊鋼棒線などに加えて、鋼管類や薄板、アルミ製品といった長年加工費が据え置かれていた品種でも、需要家が値上げに応じるケースが増え始めてきた。トヨタ自動車の集中購買制度が始まって以来、約半世紀ぶりの全面ベースアップが進んでいる格好だが、他の自動車メー...