熱延コイルの海外市況が欧米で一段安となっている。ロンドンを本拠とするカラニッシュによると、先週時点で欧州北部ではトン当たり780ドル前後、米国ではメトリックトン当たり1千ドル台後半となり、共に4カ月ぶりの安値を付けた。 欧州では域内需要が持ち直しているとされるものの、休止していた設備が徐々に再稼働している上にアジアから安値の輸入鋼材が流入し...