2023年度上期の特殊鋼棒線需要は22年度下期並みの低調が続きそうだ。下期にかけて自動車関連需要の緩やかな回復が見込まれ、下期は上期比数%の増加が見込まれる。ただ、年度トータルでも22年度から大幅に増えず、21年度実績を1割程度下回りそう。当面は我慢の時が続き、電力・エネルギー費の上昇などで原燃料価格が高位で推移し、諸資材へのインフレ影響が予...