ステンレス溶接鋼管の輸入量が2021年下期以降過去最高の水準に達し、国内市場における輸入材の浸透度が高まる中、輸入実態の把握に向けた統計整備が課題認識として浮上している。現在の財務省貿易統計のHSコード(国際統一商品分類)はニッケル系、クロム系などの鋼種区分、あるいはサイズ区分がなく、総量は把握できるものの詳細が読み取れない。各社が情報収集で...