4~6月期の特殊鋼・ステンレス鋼の国内生産は総じて低調にとどまりそうだ。主力の自動車関連需要の回復が本格化せず、昨秋まで好調だった半導体製造装置関連も調整局面にある。産業機械、大型建機、医薬・食品関連など堅調な分野はあるが、7~9月期見通しでも力強さは戻っていない。変動費の動向では、足元は外部購入する電力費の上昇が急で、電力料金の地域差も目立...