首都圏の厚板市況は、新年度がスタートしても引き続きこう着状態にあり、耳付母材や定尺品、切板価格ともに現行値圏内をもち合い商状で推移している。 建築・建材分野では大型再開発案件が徐々に動きだし、建機・産機など製造業分野もおおむね底堅い動きだが、店売り末端実需を喚起するほどのインパクトに欠け、域内の厚板流通および厚板シャー・溶断業の受注・稼働状...