年度末環境ではあるが、首都圏の薄中板を取り巻く店売り市場は年度末から年明けにかけてとほぼ同様の閑散場面が変わらず、一向に盛り上がる気配に乏しい。自動車関連や住設など幅広い需要分野に共通する部品不足とそれに伴う生産活動の落ち込みが、コイルセンターをはじめ地区流通筋の受注(稼働)の低下に影を落とす。〝激戦区〟とされる北関東では、この時期によく見...