――下期の市場環境をどう見ていますか。浦田氏「ステンレス鋼板の国内市場は店売り中心に模様眺めでスタートした。薄板では自動車生産の回復遅れに起因してサプライチェーンが目詰まりを起こし、建築関係では工事の遅れが目立つ。厚板では比較的好調だった半導体製造装置関係が調整局面を迎えている。一方で、輸入冷延材の入着は中国材を中心に一定水準で推移している。...