年明けの関西地区の鋼材の荷動きは、昨年末と比べ大きな落ち込みも増加もない穏やかなスタートとなった。ただ年末年始に電炉の事故やコロナの集団感染が発生し、丸棒や一般形鋼などではタイト感が強まっている。1月26日に開催された大阪鉄鋼流通協会(会長・阪上正章清和鋼業社長)マーケット委員会後の記者会見の話を中心に、足元の鋼材市況をまとめた。