中部地区老舗アルミダイカストメーカーの岡忠工作所(資本金1千万円、名古屋市中川区、社長・岡田祐治氏)が事業を停止、自己破産申請の準備に入った。自動車の電動化や軽量化に伴い、将来的にアルミダイカスト製品の需要伸長が見込まれる。しかし、老舗業者でさえも新型コロナの荒波に抗うことができなかった。経営破綻の背景に迫った。 岡忠工作所は1948年(昭...