ステンレス鋼線は2020年3月から値上げラッシュが続き、昨年夏ごろようやく頭打ちを迎えた。その後、ニッケル系・クロム系ともに価格は上下をくり返し、その都度仮需が発生。流通は在庫調整やユーザーとの交渉に追われた。 国内需要は昨年と比較して微減。自動車締結部品向けなどが自動車メーカーの減産を受け低調だった。一方で半導体製造装置向けは高位安定状態...