引抜鋼管生産量が少しずつ回復している。直近9月の生産実績は、ほぼ前年同月並みに戻った。ただ建機向け需要によるところが大きく、自動車向けは依然低位。また、通期で3年ぶりに20万トン台を回復できるかは微妙な状況。今下期は電力のひっ迫や為替の円安動向などが実需や操業環境に及ぼす影響を懸念する声も出ている。 今期に入ってからは半導体や部品の供給難な...