財務省の貿易統計によると、2022年度上期(22年4~9月)における高炭素線材製品の輸入量は、前年同期比0・4%減の10万3381トンだった。構成比率が高い鋼より線や鋼索が伸長したのに対し、単線では落ち込む品種が相次ぐ好対照な動きとなり、大幅に持ち直した前年同期から一転して横ばいとなった。 品種別では、鋼より線が2・9%増の3万8422トン...