国内製造業向け鉄鋼需要の4割程度を占める自動車産業の足元を、脱炭素化と円安(ドル高)が大きく揺さぶり始めている。脱炭素化はEV化につながり、マルチマテリアル化など、ものづくりのスタイルそのものが大きく変わりつつある。円安は生産の国内回帰を促しつつあるが、海外研修生の足を遠のかせる動きにもなっている。関係筋では「EV化を契機に、サプライチェーン...