銅スクラップの代表品種である1号銅線の需給ひっ迫が深刻だ。伸銅メーカーと再生原料を取り扱う原料問屋間で結ぶ4~6月期の長期契約において、1号銅線をはじめ上物類を主とする板条向けの数量条件が前四半期比で減少となった。昨年10~12月期にも数量減の調整となり、品薄が常態化している。 長期契約は四半期ごとに数量条件と価格条件を決める。問屋筋による...