平鋼と角鋼の関東市況がトン5千円上伸した。3月上旬に専業流通大手が唱え値を5千円引き上げ、原料の鉄スクラップも急伸したことから市場が反応。需要家層に新値が浸透した。依然として需給のタイト感は乏しいが、流通段階での価格転嫁が不十分なことに加え、電炉メーカーによる追加値上げも避けられないため、当面は上値を追う展開となりそうだ。